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この春職場復帰するワーママ・ワーパパに~転職準備は役に立つ~

 

この春職場復帰する方は転職準備を

もうすぐ新年度、保育園をはじめ、子どもを預けて職場に復帰されるママ・パパは多いでしょう。

私(ママ32歳)は、ちょうど1年前の2021年4月、1年間の産休・育休を経て、子どもを11か月で保育園へ預けて職場復帰しました。

 

そして、2022年冬に転職しました。

 

まさかこんなに早く転職するなんて、自分でも思っていませんでした。産休・育休を取って、権利とはいえ職場に穴をあけて休ませてもらったので、さあ、がんばろう、と思っていたのです。少なくとももう一人子供も産んで、あと5年くらいはこの会社で・・と思っていました。

 

でも転職しました。

 

今回は、その経緯と、子どもの小さいワーママ・ワーパパがスムーズに転職活動をする際のポイント解説です。

 

転職の経緯

前職は大変激務な職場で、フルタイム復帰するとなれば土日・深夜問わず一日10~12時間働くことは当たり前でした。裁量労働制でしたので、勤務開始時間や終了時間は柔軟に設定でき、またいつどれだけ休もうと文句を言う人もいない環境だったのですが、いかんせんタスク量が多く、働かざるを得ない、という状況でした。

 

そんな中、私は時短勤務として一日7時間(残業は最大月15時間までOK)という条件で復帰しました。

 

変わらない業務量

復帰してから、業務量調整が少しは入るのかなと期待していたのですが、甘かったです。だいたいこれくらいの作業時間をあなたに振りますよ、という計画値が月ごとに出る仕組みだったのですが、秋ごろより1日12時間ほど稼働しないと間に合わない計画になっていました。

上司にも相談したのですが「計画は単に計画だし、実際に働けといっているわけではない。タスク量については、多いのであれば自分で調整して他の人に渡せそうなものがないか、仕訳けてくれないか」という回答でした。

 

その他仕事の進め方でもいろいろ相談したことはあったのですが、愚痴っぽくなりそうなので割愛します。

 

転職を決意

土日にも作業指示が飛んでくる、有給の日は平日に終わらないタスクの作業日になるようななかで、

このままでは家庭が崩壊すると感じ、転職活動を決意しました。

 

ワーママ・ワーパパの転職活動の3ポイント

上記の経緯は、比較的誰にでも起こることなのではないかと思います。

特に日本はまだまだ長時間労働で、上司も専業主婦持ちの男性社員(自身は仕事に全力投入することでやってきた)というケースも多いと思います。確実に両立支援は進んでいるとは思いますが、全体ではワークライフバランス推進している職場でも、運悪くそういった上司や外れプロジェクトに入ってしまう可能性は大いにあります。

そんな時に、業務効率化で改善して…という作戦もあるのですが、度を超える業務量は小さな努力を踏みつぶしますので、やばいときに逃げられるようにするほうが賢明なのではないかと思います。

ワーママ・ワーパパにとって、そういった事態(変わらない業務量、上司の無茶ぶり)に陥ると、一気に生活崩壊リスクが高まってしまうというのも、ワーママ・ワーパパにしぼって転職準備を、と主張する理由です。この時代、どんな人もいつでも転職準備をしておけ、という話なのかもしれませんが。

ここでは私が後から振り返って、これは重要だったなというワーママ・ワーパパの転職活動3ポイントを記載します。

  • 復職する前に、履歴書・職務経歴書を準備しておく
    小さな子どもがいると、履歴書・職務経歴書を書くのもおっくうになります。でもこの2種類がないと、転職サイト・転職エージェントも仕事を斡旋してくれません。
    入園準備もある中、ちょっと面倒ではありますが、webに転がっている適当なフォーマットでよいので、復職前に履歴書・職務経歴書を埋めておけばよかったと後から思いました。

 

  • 転職エージェントを使い倒す
    どのエージェントが良いのか、は正直よくわかりません。担当者にもよると思います。ただ、一つ感じたのは、遠慮せず彼らを使い倒す、「遠慮なさ」が必要だということです

    紹介される案件には、これまでの経歴にあわないもの、希望と違うもの、いろいろ含まれていると思います。エージェントも深く個々人の職歴を理解しているわけではないので、細かく、何度もエージェントに希望する職のイメージを伝えていかないと、結局興味のないかつ受かる確率の低い案件ばかり紹介され、時間の無駄です。

    また、履歴書・職務経歴書を出してみてダメだった案件の、見送り理由もエージェント経由で聞いてみると、その後の職選びに役立つと感じました。特定のスキルが足りないのか、経験年数なのか・・・。

    私の経験でいうと、最初の転職エージェント・担当者のレスポンスがあまりよくない(ダメだった案件の見送り理由を教えてほしいといっても、返事がないまま、次の案件を紹介される)方だったので、このままではその会社のエージェントを利用できない旨上長にお伝えし、再度こちらのジョブイメージの要望やスキルを伝え、確度の高そうな案件に絞って優先的に紹介してもらうようにしました。

 

  • 面接確約される案件を優先的に消化する
    興味のある案件に履歴書・職務経歴書を送って、結果を待つ・・というのもよいのですが、落ちる確率も高く、結構心理的にダメージがあります。日々の育児・仕事をこなすのに精一杯なのに、さらに心理的にダメージまでくらうと、もう転職活動をする元気はなくなってしまいます。

    転職サイト・エージェントに登録すると、場合によっては、これまでの職歴から面接確約された案件を紹介されることがありますので、それを優先的に消化するのがワーママ・ワーパパには吉です。

     

最後に

産休・育休・時短勤務を許してくれる職場にいた身として、大変申し訳ない思いをしたこともありました。結局残る方には負荷をかけることになりましたし、何が正解だったのか、わからなくなる時もあります。

ただ、いざというとき、逃げるルートが確保されている、という思いは、キツい職場環境で自分を支えてくれたので、実際転職するかしないかは別として、準備だけはしておくこと、お勧めします。