ワーママ 転職までの気持ちの変遷 最終回
内定辞退?
無事内定はもらったものの、受けるかどうか正式判断するまで2週間弱。本気で悩みました。
主に悩んでいたのは以下の点でした。
現職に留まるべきか?
- 転職したら、今のドメインとは離れた業務になってしまう。(当時やっていた仕事は、大学時代から関心を持って取り組んできたテーマであり、なんなら障害それで食っていきたいくらいだった)
- 2人目問題(転職したら1年は出産しにくい。妊娠出産だけは年齢にあらがえない。この貴重な1年・半年を無駄にしていいのか)
転職すべきか?
- どう考えても、今の会社ではフルタイムに戻す未来が見えない。幸い9歳くらいまで時短勤務できるけど、そんなに長く時短で、40近くまでこの会社に居続けたら、出世もできない・転職の選択肢すらない、でも同じ会社で働くしかない状況になってしまうのでは?。
- っていうか、時短でも世の中の会社のフルタイム並みに働かされてるんだから、この会社の時短勤務制度は信用できない。
上司との面談
そんな迷える中。上司と若手での面談がありました。意図は、普段は評価されるばかりに若手に、会社・マネージャー陣への意見を聞こうというもの。
意図せず、上司が仕事・子育てへの両立の難しさをどの程度把握しているか、知ることになります。
私が行った質問は以下の通り。
- xxさん(若手マネージャー)は、子どもも生まれたばかり。今は奥さんが育休を取っているが、今後生活が大変になるだろう。今の業務負荷量では耐えられないのでなないか。
- (当時、資料の誤字脱字が多くてよく確認不足と注意されていた私)クオリティが大切とはいえ、限られた時間で細かいところまで(たとえばパワポの図形の位置ずれとか、誤字脱字とか・・・)社員が見るのは限界がある。そういった細々したチェックは、派遣スタッフさんも協力してくれる環境なのだから、仕組化して最終チェックをお願いすればよいのではないか。社員はそのチェックの5分を、お客さんとの調整など、その人じゃないと進まないものに割り当てられる。
上司の回答は以下の通り。
- 正直、男親が育児でやることはないよね。この負荷量できっと彼ならやってくれるはず!
- たった5分じゃん。やれよ。
・・・なんというか。
育児がどんだけ手間かかるものなのか。
またワーママの平日昼間がどんだけ貴重なのか、この人には伝わらないのだなという絶望感。
ここが決定打になりました。職場を離れる決意は、最後は価値観が合わなくなったら、ともいいますが、本当にそうだなと思いました。
最後に 転職を決めて
この環境いやだなー、逃げ出したいなーと思っても、人間簡単に環境を変えることはできない、と強く痛感しました。
転職活動自体はノーリスクと分かっていても、職務経歴書を書かずだらだらしたり、どうしても転職という大きな決断をする自分がイメージできなかったり・・・
それでもどうして決断できたか。
たぶんそれは
- 強制的に転職活動から逃げられないようにした(面接確約案件をそろえた)
- 一番大事にしたい価値観(子どもとの時間をあきらめたくない)が転職活動をする中で形成でき、かつその価値観への相違を感じた
というのが大きかったです。
特に価値観の部分は、明確に決めたわけではないですが、転職面接中、何を大切にしたいか、どういう条件で働きたいか、ということを考え続けて、最後には形になっていたのだと思います。
転職は大変です。特に小さい子供を抱えて環境を変えるのは、危険すぎる。
転職活動はじめたけど、なんとなく身が入らない・・・そんなワーママはたくさんいるでしょう。当たり前です。超大変な決断をしようとしてるのだから。
でも、私もぐーたらでしたが最後は動いて決断できました。
全員に転職を推奨するわけではないけど、転職した人でさえ、こんなに迷って決めたんだよっていうことで、何かの参考になれば。